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コンクリートの中に木造を創る ~長く快適に住む家造りを目指して~

沖縄の気候風土は、高温多湿の亜熱帯気候で台風や塩害、シロアリなど厳しい風土環境です。そこに気持ちのよい長持ちする住まいを造るにはどうしたらいいでしょう。

我々が考える住宅は、建物の外側は耐久性のある台風にも強いコンクリートで造り、内部はライフスタイルの変化に応じて組替えやすく、温かみのある木造で造る、コンクリートと木の長所を取り入れたハイブリッドなスケルトン・インフィル住宅です。

例えば2階建ての住宅を建てる場合、コンクリートで2層吹抜けの大きな空間を造り、その内部に木組みで木造空間を造ります。外部は台風、地震に耐え、耐久性の高いコンクリート構造で、内部は木の温もりのあるやさしい木造の住空間が生まれます。

また、快適な住まいを創るには、敷地環境に応じて光と風を最大限に採り入れる工夫をしなければいけません。庇を深く取り、蓄熱しやすいコンクリートは屋上緑化や壁面緑化で緑の緩衝帯をつくり強い熱や光を防ぐ仕掛けが大切です。

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