住宅で大切なこと
M-House
住まいは、建て主と設計者が話し合いを重ねることで、その姿が現れてくるものだと思います。日々の生活で最近興味のあること、家族のことや趣味、自分の生活スタイルや生活観、価値観、何でもいろいろと思うことを素直に設計者に話すことだと思います。もちろん予算のこと、建築材料や構造、最近話題の高気密高断熱住宅や屋上庭園に床暖房のことなどいろいろ。
自然を感じながら生活できる家をつくること。限られた敷地環境の中に、風が流れ、映り行く光を感じる。そういう自然の移ろいを日々感じて生活できる場をつくることを心がけています。
家全体がワンルームの大きな空間で、内と外の空間がファジィーに連続する開放的な空間。家族の気配がどこでも感じられ、光や風を家のすみずみまで満たしたいと考えています。
住宅は20年、30年先の事も考えて設計しなければならないと思います。構造の堅牢な事は当然な事として、間取りの変更に対応できる事、設備のメンテナンスや取替えがしやすい事、また、自然と共生して省エネルギーである事です。時間が経つほど家に落ち着きと味わいが出る様な住宅が理想です。